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やはた幼稚園花育レポート「ありがとう」の花束
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今回のカリキュラムでは、「花」に感謝の気持ちを込めて伝えることを学んでもらいます。気持ちを伝える表現方法として「花束」を導入し、園児の発想を活かして制作することで、花の特性や扱い方を感じてもらいます。
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テーマ 「ありがとう~感謝を伝える花束づくり~」 主な内容 紙芝居を使った「花とみどり」の導入
花束をつくって「ありがとう」の気持ちを表現対象 年長組(35名)×3組 時間 50分×3組 実施日 2009年5月21日
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カリキュラムの導入では、これから使う「花」がどんな環境にあるか、どのように使われるかなど、「花」とその時々の感情について、紙芝居を通じて思い出してもらいます。
「花」にありがとうの気持ちを込めるという目的を確かめることで、以降のカリキュラムに集中させる効果があります。
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それぞれラッピングペーパーとモールを選んだら、ラッピングペーパーを花形に切りぬきます。園児が使う花材はカーネーション3本、センニチコウ3本、ドラセナ3枚。花鋏を使うことで花の扱いの基礎も学びます。
「お母さんは青が好きだから」。ラッピングペーパーやモールを選ぶプロセスも、自然と人を思いやる体験になっています。
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切り分けた花材を丸く束ね、保水処理をした後にラッピングペーパーでくるみます。園児の手の大きさにあった、ちいさな花束が完成しました。
花を切るのも束ねるのも、できるだけ自分で挑戦。ちょっと難しくても、達成感が生まれます。
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花束作りの後には、花束に添えて「ありがとう」をつたえるメッセージカードを作ります。
花束だけでなく、メッセージカードや園児の首にかけたメダルにも、家に帰ってからのコミュニケーションを演出する秘密が隠されています。
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年長組には、少々難しい作業のようでしたが「ママのことを考えながら作った」「渡したら喜んでくれると思った」と、感謝を込めたきれいな花束を自分で作れたことの満足感とともに、それをプレゼントすることに喜びを見出していたようです。