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- やはた幼稚園花育レポート「身につけよう」落ち葉のアクセサリー2012
やはた幼稚園花育レポート「身につけよう」落ち葉のアクセサリー
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自然からいただいた植物を自由にデザインしてアクセサリーに加工します。植物を大切に活用すること、身につけて楽しむことがこのプログラムの目的です。
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テーマ 「身につけよう」落ち葉のアクセサリー 主な内容 事前に園児達に園庭から葉っぱを拾ってもらい、押し葉にしてもらいます。その葉とビオラ、水仙などの花を厚紙の上で組み合わせ粘着シートで固定し、厚紙にヒモを通して、ネックレスを作ります。 対象 年長組(32名)×3組 時間 50分×3組 実施日 2012年1月13日(金)
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講師が今日のカリキュラムをみんなに伝えます。みんなが事前に作ってくれた押し葉を見ながら、どんな種類の葉っぱなのか、いつも見ている葉っぱ(生の葉)とは何が違うのか、などをたずねます。みんなからは「普通の葉っぱと色がちがう」「パリパリする」、中には「においがちがう~」という声も。普段から植物にふれているみんなからたくさんの感想がでてきました。
樹木が葉を落とすことや葉の色を変える(紅葉)ことは、樹木が冬を越し、春に若葉をつけるために必要な準備であることを伝えます。自分が作った落ち葉が手元にあると、園児達も理解しやすい様子です。
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葉書サイズの厚紙の上に、押し葉と押し花を自由に並べてアクセサリーのデザインをします。実は、このアクセサリーは園児達が発表会で披露する合唱の時に身につけるものなのです。大舞台で自分がつけるアクセサリーなので、みんないつも以上にはりきって、個性を発揮してデザインをしていました。
花を顔のパーツに見立てたり、大きい葉をちぎったりと、園児達の創造力と発想力を存分に活かしてデザインしてもらいます。
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デザインが完成したら、ハガキの上から粘着シートをかぶせてアイロンをかけます。アイロンの熱で粘着シートの「のり」がとけるのですが、一見ただの紙に見える粘着シートに「のり」がついていることが園児達には不思議で仕方ない様子です。この作業は、花育スタッフがお手伝いして、園児達がヤケドやケガをしないように細心の注意を払います。
アイロンをかけると、葉や花にわずかに残った水分が蒸発し、独特なにおいがします。園児からは「チョコレートのにおい」「ソーセージのにおい」と楽しい声があがりました。植物のにおいを感じることもレッスンの大切な要素です。
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厚紙に葉や花がきちんとくっついたら、ハサミで好きな形に切ります。ハサミの扱いにも慣れ、丸型やハート型に挑戦している園児もいました。最後に厚紙に穴をあけ、ヒモを通して完成です。
ヒモを結ぶのはまだ少し難しいようですが、隣同士で手伝いあったり、何度もやり直したりと納得いくまでがんばりました。