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- やはた幼稚園花育レポート「ありがとう」の花束 2012
やはた幼稚園花育レポート「ありがとう」の花束
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卒園式を控えた園児たちが、日頃お世話になっている家族や身近な方へ感謝の気持ちを伝える方法として、自分で花束を作り、感謝の言葉とともに花束をプレゼントします。「心をこめて制作すること」、「1年間で身につけた花の扱い方を実践してもらうこと」がこのプログラムの目的です。
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テーマ 「ありがとう」の花束 主な内容 いつもお世話になっている家族や身近な方に、感謝の気持ちを伝える方法として花束を作ってもらいます。心をこめて制作してもらうと同時に、この1年間で身につけた花の扱い方を再確認します。また、まだ挑戦していない、お花屋さんのテクニックも学んでもらいます。 対象 年長組(32名)×3組 時間 50分×3組 実施日 2012年3月1日(木)
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花束作りを始める前に、1年間の花育レッスンについて振り返ります。「今日で何回目のレッスンかな ?」「1回目はどんなレッスンだった?」とたずねると、「5回目!」「芝生くんつくった」「ガーベラをつか った」など、みんな花育でやったことをしっかり覚えていてくれました。
レッスン後にお花を育て始めたり、植物図鑑を買ってもらったりと植物に興味をもつ園児が増えたそうです。植物に触れることで、色々なことを感じ、学び、豊かな成長につながっている様子をうかがうことができました。
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今日使うお花のカーネーションとドラセナを配布します。カーネーションは、ほぼ全員が知っていました。さらに、お花の茎はななめに切った方が水をよく吸えることや安全なハサミの使い方なども、やはた幼稚園の園児たちは今までのレッスンで勉強済みです。みんな手際よくハサミを使って、お花をカットしていました。
最初のレッスンから何度も「お花はこわれやすく弱いものなので、やさしく丁寧にさわってあげてね」と伝えていたので、もう何も言わなくてもお花の扱い方はバッチリです。切った後も、すぐ茎を捨て、机の上をきれいにして次の作業の準備を進めていました。
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園児たちも花束を作る過程の「束ねる」「輪ゴムでとめる」「保水する」などは初体験です。1つ1つの過程でお花屋さんのテクニックを伝えます。みんな真剣な表情で講師の作業を見つめ、小さい手を駆使して挑戦します。
お花屋さんで売っている花束のようにするためのテクニックと、その理由を確認しながら作業を進めます。きれいに作ることももちろんですが、お花にとって一番よい状態を保つことを考え、理解してもらいます。早めに終わった子は他の子の作業を手伝うなど、チームワークも完璧です。
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花束をラッピングペーパーで包み完成です。事前にメッセージカードを渡し、各自、感謝の言葉を書くようにお願いしてあります。カードを見せてもらうと「生んでくれてありがとう」「いつもごはんをつくってくれてありがとう」など、涙もののメッセージがいっぱいです。 今日は、完成した花束とメッセージカードをお家に持って帰ってもらい、ご家族などにプレゼントしてもらいます。プレゼントされた方も喜ばれることでしょう。
最初の頃に比べると身体も大きくなり、指先の器用さも身につけた園児たち。字もとっても上手になって漢字がかけるようになった子もたくさんいました。この1年間を通じ、私たち花育スタッフも園児たちの成長に驚くと同時にたくさんの学びと喜びをいただきました!1年間、本当にありがとう!